タウン情報誌「まつどぼん」2002・11月号 そばの里・山都町と訪ねる 晩秋の会津路 |
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日本全国の蕎麦処はあれど、ここ山都町は蕎麦発祥の地 とも言われている場所。そしてここでしか食べることのできない 水蕎麦を味わう。人情味溢れた蕎麦紀行のはじまり、はじまり・・。 |
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蕎麦本来の香りと歯応えを存分に味わえる、そんな蕎麦作りと 食べ方にこだわったのが山都の蕎麦だ。 国道49号線から県道に入り、さらに山路を行く。車がすれ違えな いほどの細い道路もあり、ガードレールも所々しかない。「こんな山 深いところに、本当に蕎麦屋があるんだろうか?」ちょっと不安にな りつつ、美味しい蕎麦を食べたいがために、さらにドライブを続ける。 集落が見え始めたところに、蕎麦屋を表示した看板があった。 |
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コース料理(地元で採れる山菜などが添えられる)を頼むと、合計3杯の 蕎麦が味わえる。そして、最初にに出されるのが、ここ、山都町から生ま れた水蕎麦。お椀に盛られた蕎麦に敷地内から湧き出た清水をかけて、 食べるというもの。初めての人は、ちょっと面食らうかもしれないが、これ がまた美味。蕎麦の歯応えと喉越し、そして香りを楽しむにはこれが一番。 本当にうまい蕎麦でしかできない食べ方だ。「年寄りがぶつ(打つ)蕎麦は うまいべぇ、年季がはいってるからなぁ」と石井さんは笑う。なるほど、最高 の玄蕎麦と湧き水と年季の入った技が合わさってこそ、この味が出せるのだ。 |
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